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執筆者の写真#takupilates

オンラインレッスンを受ける人・教える人が気をつけたい事。

ピラティスに限らず、対面でレッスンを「受ける」または、「教える」仕事をされている方にとっても読んでいただけるように書いてみました。

対面で教えることができない現状で「オンラインレッスン」をはじめざる負えない状況になってきています。実際にオンラインでレッスンを教える場合、受ける場合についての失敗談やポイント、注意点を、実体験から書いてみたいと思います。

※ここではWi-Fiや回線の速度などのITの設定のお話ではなく、実際のレッスンの中身のお話です。

外出、対面と同じように礼儀・身だしなみを整えた方が良かった。

私の失敗談ですが、毎日早朝から行われる「ヨガの無料オンラインレッスン」に参加している時でした。何日か経つうちに「無料」ということや、「家の中」ということで、ほとんど寝巻の状態、寝ぐせのまま、寝ぼけた顔をしたままで、参加するようになってしまい、レッスンに臨む気持ちが義務的、惰性的になっていました。

そんなとき先生が、100人以上参加しているオンラインレッスンで「眠たい顔をしていますよ」「義務的になっていないですか」という問いかけ、言葉かけをしてくれました。

わたしは「ハッ」として恥ずかしくなり、深く反省しました。

オンラインレッスン、特にグループレッスンではこちらの顔が映らないように、隠すことができます。挨拶なしに参加して、退出することができます。

しかし、顔が見えない事で自分と先生との間の礼儀が欠けてくる可能性があります。

映っていないからいいや、映る時間、場所だけ綺麗にしておこう、という気持ちになりがちです。

しかし、考えてみてください。

現実で100人いたら部屋の後ろの方の人の顔は見ることができません。が、オンライン上はみんな均等に画面の中に表示されます。ですから先生は見ようと思えばその人の表情、身だしなみまで細かくチェックできます。

オンライン、在宅、映らないからといって礼儀や身だしなみを妥協し始めたら際限がなくなってしまいます。おうちで手軽に受けられるからこそ気をつけたいところです。

時間配分に気をつけたい。

大勢でレッスンが行われる際は、ホスト(主催者)が時間を管理してレッスンを終わらせることができます。

マンツーマンの場合(グループレッスンもですが)、前後の会話などで近況を話したり、接続が安定せず環境設定したりという事態があると簡単に10分15分と時間がオーバーしてしまいます。

はじめのうちはレッスン時間が1時間の設定の場合10分前からオンライン環境への入室を準備したり、環境設定のタイムロスを想定しておく必要もあるかと思います。

レッスンを終了する際は、先生はSNSのコメントなどを活用して、「感想や質問をメールで送ってください」というようにアフターフォローのコミュニケーションがあることをお伝えすると、角が立たずその会議を終わらせることができると思います。

非言語的なコミュニケーションの重要性に気づいた。

ピラティスのレッスンの場合、クライアントがスタジオに来た時の服装、姿勢、表情などからその日の状態を読み取ったりと、実際のレッスンに入る前に行われる非言語的なコミュニケーションから得られる情報とういのは意外に多いものです。

それがオンラインに移行することで画面に映るまで、クライアントの状態の把握、または先生とコミュニケーションがとれません。

また、対面で3次元的に感じ取っていた相手の情報、言語以外の非言語的コミュニケーションが無い状態で相手を把握しなければなりません。

画面にに映った2次元のクライアントに対してどのように身体の状態や今日の「調子」をリアルタイムに把握するかの質問の質も重要だと感じました。

効果を出すための道具を家にあるもので代用する


 ピラティスに限定したことかもしれませんが、オンラインレッスンをするにあたりスタジオで行っているような効果を得たい場合に重宝されるのがプロップス(小道具)です。

これは「教える」方も「教わる」方も双方のためにも準備おきたいものです。

わざわざ購入せずともおうちにあるもので代用できるものがほとんどです。

こちらが準備してあげられないものが、おうちに無いか?何かで代用ができないか?考えてみてください。

塾の講師の方などはテキストを利用する場合はPC上でデータのやりとりができますし、むしろ画面が共有できているのでやりやすいのではないかと思います。

またこれらを考えていくことで今まで無駄に設備に頼って、利用していなかった道具の万能性に気づいたり、新たな効果、効率性を生み出すことができるかもしれません。

画面の映り方と照明

画面で指導をする際に事前に、先生と受講者の身の回りになにがあるか、右はどちらで左はどちらという共通事項を確認しておくことはとても大切です。

画面上では舞台の上下と同じように左右が反対になります。左右と指示を出すよりは、右側にTVがあるとしたら「TVの方を向いて」というように指示を出します。こうすることでお互いが右はこちらだと共通認識することができ、レッスンを円滑に進める事ができます。

また画面(カメラ)の角度や照明、服の色あいなどによっては背景と人物が同化してしまい正確に把握することができなくなってしまいます。

背景と服の色にギャップをつけてあげると身体の動きや状態が良く観察できます。

映りを気にしているようで恥ずかしいと感じる方は「正確な情報を相手に提供する」とう観点で映り方を研究してみてはいかがでしょうか?

どのように対面でできていたことを再現するか

最後に、オンラインレッスンをはじめなくては!と焦っている方、またはレッスンを受けてみようか迷っている方も多いと思いますが、なんかハードルが高そうに感じている方も多いのではないでしょうか?

オンラインで新しいサービスを始めるわけではなく、対面でできていたことをどのようにしたらオンライン上で再現できるか?という点で考えてみてください。

きっとあなたは対面でそれができているからクライアントに教えているはずです(レッスンを受ける方も)

それをどのようにオンライン上で再現するか?を考えて工夫をしてみることです。

なにも、オンライン上で真新しいサービスを展開しなくてはいけないわけではないのです。オンラインだからといってスタジオ同様の効果が得られない?わけではないのです。

受ける方、教える方の相互の歩み寄り方で対面でできていたことに近い形で”気持ちよく”効果を再現していくことが可能になるはずです。

これからオンラインをはじめてみようと思っている方は是非こういった点に気を付けてみていただけたらと面います。

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