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ビジネスマンにとってピラティスが効果的な理由①

更新日:2019年10月4日


最近ビジネスマン向けの自己啓発本の中で瞑想や脳の休息、マインドフルネスなどのワードが一般的になってきたように思います。


ビジネスにおいて生産性を高める脳の使い方に注目が集まっているようです。



ピラティスと瞑想は全く違うものですが、脳内における効果としては同等または瞑想以上に効果があると考えています。



以前は脳科学の世界ではα波に注目が集まっていました。


人はリラックスした時にα波が優位となり、α波が健康や仕事の効率向上に良いとされてきて、 「ストレス解消」「リラクゼーション」「現実逃避」などを求める欲求が高まっていたようです。


しかし、α波が優位になると身体の細かな感覚に気付きづらくなるという研究が出ており、一般的なリラックス状態と瞑想状態は異なり、リラックスしていれば脳の疲れが取れるわけではないことがわかってきたそうです。


瞑想は緊張でもリラックスでもない第三の心的状態で、瞑想によってデフォルト・モード・ネットワーク(DMS)の過剰なアイドリングを鎮めていくことが重要としているそうです。



「デフォルト・モード・ネットワーク(DMS)」とは?


これは認知科学、脳科学の研究で明らかになったことですが、


「ぼーっと」している時、私たちの脳は決して活動をやめているわけではなく、「デフォルト・モード・ネットワーク」と呼ばれる脳の広い領域が常に活性化しています。


簡単に言えば脳の「自動操縦モード」


自分の意識できている脳の領域の裏(バックグラウンド)で脳のアイドリングが行われています。これが脳の「無意識」の領域です。


自分が思考していない状態でも、常に脳はアイドリングしていて、むしろそのアイドリングが、脳で使うエネルギーの8割という話もあります。タスクをしていない時にも脳が活性化しているんですね。


普通なら私たちが何かについて集中して考えているときは、脳が活発に動いていて、

逆に何もせずにボーッとしているときは、脳が休止状態または脳の動きはゆっくりだと考えますよね?


しかし真実は脳が意識して行動しているきより、意識的な活動をしていないときの方が脳内で最もエネルギー量を消費していることが明らかになったのです。



「良くも悪くも自動的に働く」


このDMSは常に自分の「意識している」状態のバックグラウンドで自動的に働き続けています。


フロイトが唱える「潜在意識」はこの領域で自分の「顕在意識」まで上がってこない意識に本当の自分の欲求や願い、行動の判断基準が埋め込まれています。





そして、このDMSが明らかになった現代、この「自動操縦モード」の脳をどのように活用するか?でビジネスや人生の目的に対してのパフォーマンス・行動基準・結果が変わってきます。


自分がどのメンタルの状態に置かれているかでこのDMS(自動操縦モード)が「良くも、悪くも自動的」に働いて、潜在意識で考えている未来をつくりだそうとします。


良い人はさらに良く、悪い人はさらに悪い現実を再現します。


目的が明確で未来に向かっている人(主体的に生きている人)には「ひらめき」「成功イメージ」をもたらし、


目的が曖昧で周囲の環境に流される、やりたいことがわからない、強いストレス環境にいる(受け身で生きている人)などの場合は「雑念」「不安」「失敗する予感」を生み出し続けています。


前者はこのDMSを意識的に活用しどんどん新しい「ひらめき」を得て、成功し「持ってる」とか「引き寄せる」と言われます。


後者は顕在意識で行っている行動すらネガティブな状態ですので、「ぼーっと」うわの空状態で、外界からの刺激に無意識に反応しているため、「ひらめき」ではなく「雑念」を生み出し続けています。



雑念や不安や恐れがある精神状態で未来を設計しても「できない」と感じてしまったり、自分の未来を小さく見積もってしまい行動も小さくなり、その結果もそうなります。悪い結果を引き寄せてしまいます。


それでは、自分の状態をどのように管理し、このデフォルト・モード・ネットワークをどのように活用していけばよいのでしょうか?



その続きは②へ




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