私はピラティスインストラクターでありますが、医者ではありませんので患部を治療したり、修復したりすることができません。
セラピストやトレーナーが腰痛に対してできることは機能の向上
つまり、痛みが出ないような身体の使い方を指導することになります。
その上で「腰痛」というひとくくりのものでなく、「腰痛のなかの○○タイプ」というふうに、病態を理解していくことが大事になります。
レントゲンなどの画像をとってもわからない腰痛を「非特異的腰痛」といって
腰痛の85%がこの非特異的腰痛に分類されるそうです。
その中でも、筋や筋膜に原因があるのか、椎間板に原因があるのか、仙腸関節からくるのかなどを見極めてその病態に合わせた再発予防の運動が必要になります。
しかし、これがなかな難しい!
一人一人からだの使い方や力の入れ方、呼吸の仕方も違うので知識だけでは通用しないことが多々あるな~と
クライアントさんとお付き合いが長くなると、ある程度このあたりの動きが悪いから、ここが働いていないな~とリアルな身体を見て感じることができます。
しかし、はじめましての腰痛の方でいざどこがどうなって?というのは何回かセッションを重ねないと見えてこないのが現実です。
でも今回の講座はしっかりと病態を理解、分類できるようのが目標になりますので、
これができたら問題解決のスピードアップもできるのかと思います。
成田先生も仰っていましたが、知識は大変重要ですが、
一人一人の身体のパターンが違うため一人一人に合ったやり方を見ていく必要があるとのこと。また指導側の人間力、経験というのも最終的に重要とのこと。
感覚や経験に頼った指導になりがちなので、裏付けとなる知識を学び、照らし合わせることをしっかりやっていきたいと思います。
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